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先ずパーキンソン病の発生率は高齢になるほど増えるとも言われています。なので今後の高齢社会になるほどPDが増えると予測されるのもごもっとも。そして日本の問題だけでなく世界でも同じように爆発的に起こることから「パンデミック」だと言われています。
ちなみに2040年には今の2倍の数で全世界1420万人に増加すると推測されているようです。
余りにも数字が莫大過ぎて、想像が追いつかないですよね。
このパンデミックに向けて出来る事、提案は以下の通り
1.発症を予防する
→PDにおいては原因がまだはっきりしない事が多いので、少し難しい提案ではありますね。
2.治療・ケアへのアクセスを増加
→ PD専門医の増加、PD患者でも運動を続ける事で進行をゆるやかにしたり症状を改善したりと、診断・治療・運動など上手に連携しケア出来る。
3.研究費を増やす
→ 研究費が捻出出来ることで原因解明や治療法などのが一気に進む可能性がある。ちなみにHIVが流行したときの国のHIV研究費は30億ドル。PDに対しては2億ドルを下回る状況のようです。今後の事を考えると優先的な研究費の配分が必要。
4.新しい治療薬のコストを減らす
→ 日本にはあまり当てはまらないのですが、他の国では低所得国の80%はPD治療薬を入手できないと言われています。
Dorsey ER et al. The Parkinson Pandemic-A Call to Action. JAMA Neurol.2018;75:9-10.