
病院でパーキンソン病には運動はとても大切と伝えられたと思いますが、何をしたらいいのか分からないことの方が多いとおもいます。そこで、10個のポイントとしてまとめてみました。
1.Exercise is Medicine
この意味は、運動は薬と同じように大切だよ、だから薬を飲み忘れないように運動も続ける事が大切です。 運動には心肺機能、筋力や持久力の改善からほかの病気の予防にもつながると証明されています。それ以外でも研究結果によると神経防護作用にもなっているため、パーキンソン病の進行を緩やかにする効果もあると発表されています。
2.とにかく行動を起こそう
今の世の中にパーキンソン病患者はこの運動だけすれば大丈夫!と言うような魔法の運動は存在しません。だからと言って何もしないのではなく、散歩に出るなど何か行動を起こしましょう。
3.楽しむ事が大切
運動は継続する事が大切。その為に一番必要な要素は「楽しめる」ことです。ですので、楽しんで出来る運動を探してみましょう、例えば太極拳、ヨガ、エアロビックス、社交ダンスやノルディックウォーキングなど。このような運動は認知機能を維持する事にも効果があります。
4.汗がにじむほどの強度も必要
友達としゃべりながらゆっくり歩くだけでは、少し強度が足りません。ペースをあげる時間を作ったり、強度を上げたりする事で息が上がる時間も作りましょう。しんどいだけでは続かないので、運動に強弱をつける事も大切です。例えば友達と歩くであれば次の電信柱までは早足でそのあとは呼吸を整えるペース、また目標の期間は早歩きという感じで。
5.運動には3つの事を基礎に考えよう
その3つは有酸素運動、筋力トレーニングとストレッチ。この三つを上手に組み合わせた運動プログラムが出来るのが理想です。先ほどお話した友達との散歩の例を使ってみましょう。運動前には軽くストレッチしますよね。それから歩きます。インターバルで合間合間で早歩きをしたり息を整える軽めのスピードにしたり、その合間に階段の上り下りなんかが加わると下肢筋力の筋トレに十分なりますよね。「筋トレ=ジムに通わないといけない」と思わないでください。身近な物を活用で、いくらでも筋トレは出来ますよ。
6.今日から始めよう
一番理想なのは診断されて直ぐにでもはじめる事ですが、気持ちが落ち込んでいるのに行き成り始めるのは難しいですよね。そうであっても、今このサイトをご覧になっているのであれば、何かをしなくてはダメだと感じているからだとおもいます。遅すぎる事はありません。今日から始めましょう!!
7.運動仲間を見つけよう
運動を一人で続けるのは大変難しい事です。ですので、一緒に運動を楽しめる仲間を見つけましょう!辛い時にでもお互いで声を掛け合えるし、楽しさは二倍です!
8.とにかく続けよう
しんどくなる事もあるけど、良いイメージを持ちながらやる気を持続させよう。
9. 運動は脳にも身体にも良い
運動はただ身体だけでなく、脳や気持ちにも大切な影響を及ぼします。パーキンソン病で知られる症状の気分障害や睡眠障害、それと便秘の問題も運動が良い影響をもたらします。
10.パーキンソン病をコントロールするために運動をしよう
運動の効果により身体も気持ちも改善がみられる事で、日常生活もかわります。運動を習慣的に行いながら、自分らしく生活する事は可能だと信じてください。