
世界パーキンソン病学会の素晴らしい取り組みの一つとして、ただ学会をそのCityで行うだけでなく、そのコミュニティーに対してパーキンソン病を知ってもらうための教育をする事です。 今回その教育プログラムを任せていただきました。参加されてた方は、京都府職員、ホテルスタッフ、交通関係者、イベントスタッフ、観光関係者、パーキングスタッフ、警備スタッフ、食堂関係者など約100名以上。とても熱心に質問もバンバン出ていました。本当に嬉しく思います。
挨拶も、WPC総事務局長のイライ・ポラードさん、京都大学の高橋先生からも頂きました。若年性PDの女性の動画も使わせて頂きました。彼女は沢山の方に若年性PDについて知ってもらいたからと気持ちよく協力して頂けました。
一般的にはパーキンソン病と聞いたことあるけど、どんな病気家は知らない方が多かったです。今回の学会は3000名参加、その中の700名がなんとパーキンソン病当事者の方です。もちろん、日本のパーキンソン病患者だけの参加ではなく海外からも数多くこの学会に参加されます。
この教育プログラムで一番知って欲しかったのは、若年性PDの患者さんで薬のOFFになる状態であったり、誰かが不自然に止まっていたり動きにくそうしていたら声をかけて欲しい事でした。なぜかと言うと、高齢者であれば比較的みなさん声をかけやすいのですが、そうでない年代の人が動かなかったり動きにくそうにしていると、声をかけれない人が多い。そして、気になってもどう声をかけていいか分からない人が多いからです。
今回協力してくれた若年性PDの女性が私に伝えてくれた言葉で、「外出時にいくら薬に気をつけていても、突然OFFになるのが怖い。そうなった時に誰かが声をかけてくれるようになると、安心して外出できるようになるのに」でした。
なので、教育プログラムではパーキンソン病の基礎的な事はもちろんお伝えしましたが、年齢に関係なく少しでも困っているのかな?と思ったら、どうぞ声をしかけて下さいと何度も繰り返し話してきました。
WPC期間中だけでなく、今後もパーキンソン病について少しでも理解していただけるように、様々な活動をしていきたいと思います。
コメントをお書きください