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超音波を使った新たな治療法

大阪大学大学院医学系研究科の望月秀樹教授を中心とした研究グループは、弱い超音波を使った新たな治療法による治験を始めているようです。治療方法は異常を起こしている一部の細胞に弱い超音波を照射する手法であり、脳のほかの部分への悪影響を避けることができるということです。ほかの手術のように頭蓋骨に穴を開けたり、電極を入れたりする事がないので体への負担も少なくなります。

 

 

この治療法は、イタリアやスペインでも研究が進められ、根本的に治すことはできないものの、症状を改善させる効果が報告されているとの事です。

 

イタリアでの研究結果では39人中37人が治療後直ぐに振戦の改善がみられ、その効果は翌年まで維持出来たようです。しかしまだまだ研究報告や数が少ないので、実用化まではもう少し時間がかかるのかもしれません。大阪大学の望月研究グループでは、健康保険が適用される一般的な治療法として確立することを目指して、今後1年かけて10人の患者を対象に、安全性や効果を確認する治験をおこなうようです。

 

情報元へはここをクリック(NHK関西ニュース)WebMD(Ultrasound treatment Might Ease Parkinson's Tremor)